不器用なぼくら













太郎「・・・大丈夫?」



口の周りにチュロスの砂糖と付けた清水さんが私の顔をのぞいた



みお「あ、すみません!私・・・」



太郎「謝んなくていーよ?へへっ」



清水さんは私の頭を撫でた



大きくて あったかい手だなぁ













太郎「乗り物、苦手?」




みお「え?」




太郎「絶叫系だめ?」




みお「は、はい・・・多分ダメだと思います」




太郎「じゃーさ、今日はゆるい系の乗ろっかー」




みお「???」















太郎「俺らは俺らで楽しもって事」
















手首には清水さんの手




そのまま清水さんは歩き出した




前をゆらゆら揺れるツンツンの髪の毛が




何だか楽しそうな感じで 自然と笑えた



























幸宏「あれ?長老と田中さんは!?」



薫「いなくね?」



さえ「本当だ!どこ行っちゃったんだろう?」



シュン「はぐれたくさくね?」



山田「まぁーいーじゃねーか!子供じゃねんだ!」



幸宏「おぉ!山さん大人発言!」



シュン「いや、どう見ても大人でしょ」




廉「・・・・・・」


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