不器用なぼくら
みお「わぁ・・・どんどん小さくなってく!」
太郎「本当だ。人とか米粒みたいだー」
なんとなく静かな観覧車の中
そっか
私と清水さんしかいないんだ
でも 何でだろう?
前よりも沈黙が全然苦にならない
太郎「どうだった?」
みお「?」
太郎「ゆるい乗り物メドレーどうだった?」
みお「すごく楽しかったです!」
太郎「そっか。ならよかった。俺遊園地とか滅多に来ないからさー」
みお「あ、そうなんですか」
太郎「田中さんは?遊園地何回目?」
みお「私・・・初めてなんです」
太郎「へ?」
みお「あの、だから、遊園地・・・」
チラッと清水さんを見るとちょっと焦った顔をしてた
太郎「マジ?初めてだったの?俺バカだー気分で色々回っちゃった!」
みお「いやいいんです!楽しかったので!」
太郎「初めてが俺でごめんね?」
あまりにも申し訳なさそうに言うから何だか笑えてきた
清水さんって・・・優しい人だなぁ
あ
そうだ
みお「清水さん。ありがとうございました」
太郎「ん?」
みお「前、相談に乗ってもらって・・・上中さんに伝えられました」
太郎「そっかぁ。よかった。っつっても俺なんもしてないけどね」
みお「そんな事ないです!私、清水さんにお礼が言いたくて・・・」
太郎「真面目だなぁ。俺に対してはてきとーでいいんだよ」
みお「そんな事できませんよ!」
太郎「別にいーのに」
清水さんが笑う度に
私の心もぽかぽかして、あったかかった
バカな考えだけど 清水さんのそばにいれば
笑顔がうつって 私も笑顔になれるんじゃないかな
久しぶりに安心できた
~~~♪
太郎「ん?お。山さんだ。ちょっと出ていい?」
みお「はい」
太郎「もしもし?うん・・・うん・・・あい。がってんだ」
ピッ
太郎「皆が昼メシ食おうだって。観覧車終わったら行こっか」
みお「はい!・・・あ、あの・・・」
太郎「ん?」
みお「き・・・気持ち悪いと思うんですけど・・・隣、いいですか?」
太郎「隣?」
みお「あの・・・隣に、いきたいな、なんて・・・すみません!変ですよね・・・!」
自分でもよく分からない
でも
清水さんのそばに もっといたいと思ってしまった
ばかばか
素直になろうとするのはいいけど
これは素直になり過ぎ・・・!
太郎「こんでいーかな?」
清水さんは私の隣に座ってくれた
右の方がやけに熱く感じるけど
それさえも今の私は安心した
私のそばに清水さんがいる それだけで十分だった
太郎「俺・・・こんな事した事ないや」
みお「・・・?」
太郎「女の子の隣に自分からいったの。照れくさいねー」
みお「あ・・・」
太郎「皆には内緒ね?皆絶対バカにするもん」
みお「・・・はいっ」
太郎「ん!いい子!」
それから観覧車を降りた私たちは
皆と合流した
太郎「本当だ。人とか米粒みたいだー」
なんとなく静かな観覧車の中
そっか
私と清水さんしかいないんだ
でも 何でだろう?
前よりも沈黙が全然苦にならない
太郎「どうだった?」
みお「?」
太郎「ゆるい乗り物メドレーどうだった?」
みお「すごく楽しかったです!」
太郎「そっか。ならよかった。俺遊園地とか滅多に来ないからさー」
みお「あ、そうなんですか」
太郎「田中さんは?遊園地何回目?」
みお「私・・・初めてなんです」
太郎「へ?」
みお「あの、だから、遊園地・・・」
チラッと清水さんを見るとちょっと焦った顔をしてた
太郎「マジ?初めてだったの?俺バカだー気分で色々回っちゃった!」
みお「いやいいんです!楽しかったので!」
太郎「初めてが俺でごめんね?」
あまりにも申し訳なさそうに言うから何だか笑えてきた
清水さんって・・・優しい人だなぁ
あ
そうだ
みお「清水さん。ありがとうございました」
太郎「ん?」
みお「前、相談に乗ってもらって・・・上中さんに伝えられました」
太郎「そっかぁ。よかった。っつっても俺なんもしてないけどね」
みお「そんな事ないです!私、清水さんにお礼が言いたくて・・・」
太郎「真面目だなぁ。俺に対してはてきとーでいいんだよ」
みお「そんな事できませんよ!」
太郎「別にいーのに」
清水さんが笑う度に
私の心もぽかぽかして、あったかかった
バカな考えだけど 清水さんのそばにいれば
笑顔がうつって 私も笑顔になれるんじゃないかな
久しぶりに安心できた
~~~♪
太郎「ん?お。山さんだ。ちょっと出ていい?」
みお「はい」
太郎「もしもし?うん・・・うん・・・あい。がってんだ」
ピッ
太郎「皆が昼メシ食おうだって。観覧車終わったら行こっか」
みお「はい!・・・あ、あの・・・」
太郎「ん?」
みお「き・・・気持ち悪いと思うんですけど・・・隣、いいですか?」
太郎「隣?」
みお「あの・・・隣に、いきたいな、なんて・・・すみません!変ですよね・・・!」
自分でもよく分からない
でも
清水さんのそばに もっといたいと思ってしまった
ばかばか
素直になろうとするのはいいけど
これは素直になり過ぎ・・・!
太郎「こんでいーかな?」
清水さんは私の隣に座ってくれた
右の方がやけに熱く感じるけど
それさえも今の私は安心した
私のそばに清水さんがいる それだけで十分だった
太郎「俺・・・こんな事した事ないや」
みお「・・・?」
太郎「女の子の隣に自分からいったの。照れくさいねー」
みお「あ・・・」
太郎「皆には内緒ね?皆絶対バカにするもん」
みお「・・・はいっ」
太郎「ん!いい子!」
それから観覧車を降りた私たちは
皆と合流した