不器用なぼくら
午後



太郎「おーはよー・・・」



みお「清水さんおはようございます!」



太郎「元気いーね。俺眠いや」



みお「今日は寝癖がすごいですね・・・」



太郎「えへへ。めんどくさくてそのままで来ちゃった」



寝癖の清水さんの頭は髪が爆発してるような感じだった



よくそれで来ようと思ったなぁ・・・



清水さんはてくてく歩いてボードにいつもの“あれ”を書いていた
















たろーのひとこと  ねぐせあたまで今日がんばります













え、そのままで頑張るんだ



シュン「太郎君おはよ。頭すげぇ事になってるじゃん」



太郎「だよね。俺も何でこうなったのか分からないもん」



シュン「山さん多分怒ると思うよ?大丈夫?」



太郎「その時は“バイトが嬉しくて髪に躍動感出させてみました”って言ってごまかすつもりなんだけど」



太郎「え。意味分かんないけど(笑)」



太郎「じゃ行きます。ハニー待ってるから」



シュン「うん。そーして(笑)」



清水さんはハニーの元に向かっていった



すると2階から「何だよその頭!」って声が聞こえてきた



シュン君が「ハニー怒っちゃったね」って笑ってる



なんて平和な空間なんだろう













薫「おっす。遅くなってごめん」



シュン「いーよ。あ、じゃーみお休憩行ってこれば?」



廉「“みお”?」



シュン「うん。親睦深めようって感じでさ。下の名前で呼ぶ事になったっぽいから」



薫「ふーん。じゃ俺もそう呼ぶわ」



みお「あ、はい。じゃ私は薫君って呼んでいいですか?」



薫「ん。オッケー」



みお「では、お言葉に甘えて休憩行ってきます」



シュン「うん、いってらっしゃい」






< 33 / 67 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop