不器用なぼくら
無事に家に到着した私は蓮のバイクから降りた



みお「ありがとう。バイク初めて乗ったから楽しかった」




廉「そっか。よかった」




みお「本当送ってもらってごめんね」




廉「いいよ別に」




みお「あ、よかったらお茶でも飲んでく?」




廉は少し驚いた様な顔して私のヘルメットをはずした




すると廉もヘルメットを取って私を見た




え・・・な、何だ?





廉「こんな時間に男上げて、どうなるか分かってんの?」




みお「・・・え」




廉「そんな簡単に家に男上げんなよ。危ないから」




みお「・・・ご、ごめんなさい。私送ってもらったお礼がしたくて・・・」




廉「そんなのはいーよ」




みお「うん・・・」




廉「じゃ俺帰るから」




廉はヘルメットをかぶってバイクのエンジンをかけた




廉「でも言っとくわ」




みお「?」




エンジン音がうるさくて声が聞き取りにくい




それでも廉の声が聞こえた




聞き間違いなんじゃないかな




あんな事言うなんて変だよ




バイクを走らせた廉の背中を見つめていた













廉「でもいつかお茶飲ませてね」






















翌日




kagayakiのスタッフルームに皆が集合した




そう 今日は恒例行事の日




幸宏「山さん遅くないー?今日何だろう」




薫「すぐ戻るって言ってたけど」




シュン「また遊園地だったりして!」




さえ「また!?今はもういいよー!」




廉「いやまだ分かんないでしょ」




みお「私どこでも楽しみだな」



太郎「・・・Zzz」




するとスタッフルームのドアが思いっきり開いた



そこにはちょっと汗のかいた店長さんがいて




手には大荷物




一体何があるんだろう





山田「遅くなって悪かったな!今回のイベントはこれだ!」




「「「「「「おぉ!!」」」」」」
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