青い蝶々
●お屋敷
私は小走りで蓮の後を着いて行くと…
どれくらい時間が経っただろう、凄いでっかいお屋敷に着いた。
蓮が門を開けると…
「若様、おかえりなさいませ」
と、人が深く腰を折って迎えてくれた。
その光景を見た私は、やっぱり蓮は凄い人なんだと思った。
「慈禧、こいつは俺の…」
蓮が何かをいう前に、慈禧という人は
「若様の婚約者様でしょ」
と、答えを言い当てたのだが…
「私は婚約者じゃなぁぁぁい!!!!!」
と、思いっきり叫んだのであった…