永遠の夏休み
突然地震がきて、そのせいでか電気も消えた。
「大丈夫か!?涼華!?」
「別に...平気.......だし....」
「嘘をつくな!」
手探りで涼華を探し、椿は涼華を抱き寄せた。
「本心を言え。」
「.....こわい...」
そう呟きながら、先生に抱きつく。
「おっ?素直に言ってくれたな?」
「うっさい....こんな時に軽いノリで言わないで.....」
「俺は至って本気だぜ。.....お?」
そんな会話をしているうちに、揺れも収まり明るくなった。
「涼華....お前....泣いて....」
「うるさい、先生には関係ない。それより、なんで抱きしめた?この変態教師。」
「ひどい言い方だな。」
先生は笑う。
「いいや。母さんに言うから。さようなら。」
色んな意味を含めた、“さようなら”をゆって、先生から離れて扉を開けた。

「え.........」
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