泣いていたのは、僕だった。



『じゃあ、何かあったら連絡してね。』


それだけ言って電話は切れた。

俺は手の中の携帯を見つめて、ため息をついた。


何故か俺は一人でアジトに乗り込むことになった。


真司は

“僕は僕で仕事するから。そっちは頼んだよ。”


とどこかへ行ってしまった。



まぁ、真司は自由人だからな。
仕方ねーか。


懐に入れていた銃を再度確認する。

よし、行くか。



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