覆面レスラー少女H
しかし、ミスター金もそれほど悪い人間では無くて入ったばかりの私や高橋君を焼肉屋に連れて行ってたらふく食えと言った。
そして少し酒が、入ると昔のプロレスラーの凄さを延々語った。
そういう時の帰りには、紙袋一杯にプロレスラーのビデオやDVDが入っているのを持たされ帰って観ろと言われた。
たまに、間違えてアダルトビデオが入っていたがミスター金は、プロレスマニアだったしプロレスを愛していた。
「山尾さんは、どこだ?」
ミスター金がスクワットを終わって縄跳びをやっている高橋君に聞いた。
高橋君は、外に居ないですか?とだけ答えた。
ミスター金は、そうかと答えると外に出て行きかけて私に言った。
「ハスミちゃん!今ならうちでちょっと他の連中より高給で雇ってあげるよ。
プロレスも体力ならデリヘルも体力良いトレーニングになるよ!
あ!それに、現役デリヘル嬢が、リングに上がるって話題性あるなあ。
セクシーな技とかで勝つっていいなあ。
サービスでお触りコーナーも作ったりして山尾さんに相談してみよう。」