覆面レスラー少女H

しかし、これは、思ったほどの興業収入をあげられなかった為に、一度で終わったが、九州力は、色々な仕掛けをして真日本プロレスを立て直して業界で一番力を持つ男になって行った。




アントン猪木は、時々九州力を批判したが儲かっているのだから九州力は、気にしてなかった。




中山雄一を若いエースとして、今の真日本の選手層は、厚かった。




中山雄一が二十七才で三十代にも良いレスラーが、沢山いたし、四十代にも、九州力を始めとする良いレスラーがいた。



今更、山尾の発言に乗る必要は、ないように思えた。




「山尾さん九州力は、本気で乗って来ますかね?」




山尾は、笑いながら答えた。




「乗るよ。ハスミ、もう一つの方も読んで見ろよ。

それと胸は、いいからもう少し目を大きくしないか?

良い整形外科医なんだぜ。

無免許だけどな。」



私は、山尾の整形話しは、無視してもう一つの紙の束を取り上げた。




『スーパー山尾をいよいよ本気か!』



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