覆面レスラー少女H

「やはり、九州力は、強かったですか?」




「強かったよ。高橋君今でも強いよ。


途中から俺は、九州力になかなか勝てなくなったよ。


山尾さんとも九州力は、互角になって来てたよ。」





「それで、地下格闘技では、どうなったんですか?」




私も段々身体が、熱くなり、先を知りたくなった。




違う事で身体が熱くなる事が多かったのに……まぁそれは、いいか。




「相撲界からも、ボクシング界からも柔道界から空手界からもあらゆる所から腕に自信のある連中が揃ったよ。


そうそうたるメンバーが集まって地下格闘技は開催されたが、まだアメリカで真剣勝負の大会が始まる前で、あれだけの大会が出来たのは、凄かったよ。


オープンフィンガーグローブなんてなかったから、素手で殴り合うんだぜ。


結果的は、山尾さんの優勝だよ。」




「九州力は、どうなったの?」




「一回戦で空手家に当たって何も出来ないまま殴られ蹴られて負けたよ。


打撃に対する防御が出来なかったのとプレッシャーに潰されたって感じだったよ。」




「それが二人の因縁なの?」





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