覆面レスラー少女H



「そうだな。因縁と言うか九州力にしたら悔しかったんだなぁ。


それに山尾さんは、アントン猪木のから嫌われたらしくその直ぐ後に真日本を首になったんだよ。」




「え!?優勝したのに首ですか?」




「九州力が、まさかの一回戦負けで流れ者の山尾さんが、優勝ってのが気に入らなかったのだろうなぁ。


アントン猪木のタニマチにも九州力の不甲斐なさを責めらたみたいだし、九州力は、アントン猪木の秘蔵っ子的な存在だったからこのまま山尾さんを真日本に置いてもマズイだろうってのもあったんだろうなぁ。


まぁプロレス界でアントン猪木を理解出来る人間なんて居ないよ。」




「アントン猪木ってひどくないですか!?」




「ハスミちゃんアントン猪木ってのは、そういう人間だよ。

だけどな、そういう人間だから最高のプロレスラーになれたのかもな。


今回山尾さんは、九州力を挑発してるが、真日本プロレスにチャレンジして行くってのは、最終的にはアントン猪木にチャレンジするって事なんだよ。


あの年齢でどんな挑戦でも受けてやるってのは、アントン猪木を挑発してるんだよ。」




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