覆面レスラー少女H
「僕、音痴なんですよ。」
高橋君が、暗い顔で言った。
「薫!!私の所に来ないで勝手に飲んでのよ!!」
店に、いきなり入って来た女性が山尾に文句を言った。
「いや、待て待て!綾香後で行くつもりだったんだよ~!」
女性は、水商売のようだか、そんなに派手では無く黒のワンピース姿だった。
スラッと背が高く足も長い何より美人だった。
年齢は、二十代半ばくらいだろうか。
「この腐れ外道!こないだの大会の時も私にカンパさせといて中止になったって嘘メールしたでしょう!
あんたの心は、あんたのチンチ○くらい小さくて汚いのよ!」
女性は、山尾の頭を拳で思いきり殴った。
「石頭の足の臭い中年野郎!
あんたの石頭のせいでグラスを持てなくなったら商売出来ないじゃない。」
そう言うと女性は、近くにあった灰皿で山尾の頭を叩いた。
山尾は、さすがに頭を押さえた。