覆面レスラー少女H
私にとって一歳二歳の年齢って大事だったが、高橋君ならまぁ許そうと、将軍のような大きな気持ちで勘弁してあげる事にした。
「なぁハスミちゃんじっくり見て触っていいかな?」
高橋君が急に熱い目をして私に言った。
え!?まだ早い気がするし汗でびっしょりだし!?
それに、それにあなた二十一歳だし……それは、許したけどいくら何でも心の準備が出来てないから……まぁ高橋君ならいいか!!
「山尾さんが、惚れた太ももなんだけどいいかな?見て触ってみたいだよ。
スクワットももうあんなに出来てるしやはり、格闘技は、下半身だからね。」
下半身~!!キャッ!!
え!?太ももかよ。
この研究熱心な馬鹿!!
「いいよ。」
私は、平静になり短パンの足を投げ出した。
高橋君は、まずじっくり観察して行った。
まるで競り市で良いサラブレッドを探す馬主のような冷静だが情熱的な目付きだった。
私は、これから買われるサラブレッドの気分になりドナ~ドナ~ドナ~ドナ~♪と心の中で歌った。