覆面レスラー少女H
「新しい仲間だと思ってくれ。山尾さんが惚れたレスラーならやれるよ!!」
ミスター金や他の仲間も後ろでうなずいている。
そりゃ戦うのは、あんた達じゃないんだから!!
と言いそうになったが高橋君が、前に出てきて私の頬を思いきり張った。
そして抱き締めた……
「ハスミちゃんならやれるよ!!」
それだけ言うと身体を離した。
高橋君も頭を打ったので病院に行かないといけないのだが、それを断ったのだ。
高橋君頭を打って少しは、ロマンチックになったのかしらと思った。
ゴングが、鳴った。
ダンは、前に前に出てきてジャブを放ってきた。
私は顔をガードしながらステップを使って何とかかわそうとする。
しかし、ボディに強烈なパンチを貰い息が詰まりそうになる。