覆面レスラー少女H

ダンが、痛みから私の側を離れる。



私は、立つとダンに向かってローキックを打っていく。




ダンの表情が更に険しくなり私を捕まえると首を掴み膝蹴りを入れて来る。




ダンはこの膝蹴りで試合を終わらせようとしているようだ。



きつい、しんどい、痛い……




しかし私は、隙をついてダンの足を踏みつける。




膝蹴りが止まるとダンは距離を取っていきなりハイキックを見舞ってきた。



寸前の所で腕でブロックした。




ダンは今度はボディにパンチは連打して来る。




ダンの立場になるとこのまま判定で勝っても女の子も倒せなかったのかになるはずだ。




それではダンが、これまで築いて来た実績に傷がつくし、自尊心が許さないのだろう。




倒す事に必死になるのは分かる気がする。


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