覆面レスラー少女H

私は、ダンにもう一度低空タックルを仕掛けるが、ダンはこれを見切ってかわすと寝ている私の顔面を蹴ろうとする。



私は、寝たまま何とかこれをかわしながら立ち上がる。




立ち上がった所にダンのパンチの連打が、来る。



顔面ボディ顔面ボディ。




血飛沫が、上がるのが自分でも分かる。



ロープに追いやられてパンチの連打をくらう。



もう無理か?と思った所にロープが、見えた……



秘密の特訓……



私は、ロープの二段目に片足を掛けて勢いをつけ飛ぶ。



ダンの顎めがけて膝蹴りを渾身の力を入れて放つ。




ゴキ!!



ドーム中にその音が響いた気がする。



< 247 / 270 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop