覆面レスラー少女H


「ちょっと見てよ。この太もも!

ダイヤの原石だぜ!

あ!そっちのストライプの水着のお姉ちゃんと比べたら分かりやすいよ!

な!な!全く違うだろう!


太さは、まだまだ足らないが、違うだろう!

クウ!こんな所にダイヤの原石が、あるとは灯台もと暗しとか吐いたゲロは、戻らないって感じだなあ。」




中年は、ハイテンションで話した。




中年は、四十代後半だろうか、少し頭が薄くなっていたが、身体付きは、ゴツいなんて物じゃなくまるでゴリラのようだった。




日に焼けたその肌のあちこちに傷が残っていた。




額には、何本も縦に傷が入っていた。




顔は、えらが張り、目が細く決してイケメンとか元イケメンでは無かった




「お姉ちゃん、俺と一緒にプロレスをやろう!

君なら日本一いや、世界一のプロレスラーになれる。


最高、そして最強のプロレスラーになれるよ。


それが、この地方を救うよ!いや、混迷する日本を救い最後には、世界さえも救うはずだ!!


君ならやれるよ!!

いや、君しかやれない!!」




なんで私がプロレスラーなの~!?




モデルとか女優じゃないの!?



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