覆面レスラー少女H

お客が騒然とし始めた。




ミスター金は、山尾からマイクを何とか取り上げた。




山尾は、無理矢理またマイクを取ると言った。




「九州力!俺に、負けたままでいいのか!全部ばらすぞ!こら!!」




ミスター金の合図でマイクの電源が落とされて山尾を皆で押さえこんだ。




お客は、騒然としていたが山尾コールが少しずつ起き始めて最後は、大合唱に変わった。




皆で暴れる山尾を何とかリングから下ろした。




こりゃ相当過激な事を言ってしまったと思ったし九州力と山尾の間に何らかの因縁がある事が、分かった。




しかし、山尾がまさかのあがり症だとは笑えたしスーパー山尾のリングネームも笑えた。




山尾に関する記録は、あまりに少なく私自身ほとんど見てなかったから知らない事も多かった。




山尾に、ついて少し調べてみようと思った。




しかし、スーパーとは、ダサい何でも売ってんのかなとか考えてたら笑えてしまった。




「あ~あプロレス界のタブーをプロレスラー自身が言っちゃったよ。」




ミスター金は、渋い顔をしていた。






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