覆面レスラー少女H
え!?やっぱり私ってプロレスが好きになってんの~!?
まぁ、自分自身やってるわけだし自分の好きな人もやってるんだから仕方ないよねと納得した。
高橋君とボボさんの試合が始まった。
蹴り合いが、続いた。
お互い一歩も引かない激しい本気の蹴り合いに見えた。
だが、プロレスらしいのは、相手の蹴りを避けたりカットしなくて二人共全て受けた。
凄まじい蹴り合いに、観客から自然に拍手が起きた。
相手の技を受けると言うのは、プロレスのある意味醍醐味の一つだった。
チョップ等をわざわざ胸を出して受けたりするのも良くある光景だった。
先に違う技を仕掛けたのは、ボボさんだった。
ボボさんは、高橋君のバックに回るとバックドロップを放った。
ボボさんは、軽量だったが、バネがありなかなか強烈なバックドロップだった。
高橋君は、頭を振りながら立ち上がるとボボさんに同じ様にバックドロップを放った。
高橋君の方が、更に強烈だった。