覆面レスラー少女H



二人の意地が、ぶつかり合ってるように見えた。




ボボさんは、ドロップキックを放ったが、高橋君もほとんど同時に飛んでドロップキックは、空中で相討ちに、なった。



高橋君が、ボボさんに頭突きを入れた。



ボボさんも同じように返す。




「こりゃ、二人共意地だなぁ。

クウ!いい試合だなぁ!」




山尾がしびれたように言った。




頭突き合戦がしばらく続くと高橋君の額から流血が、始まっていた。




「リアルに流血しちゃったぞ!クウ!いいな!」




あがり症の癖にと思ったが、山尾の言うように、二人の気迫が伝わるいい試合だった。




高橋君は、流血した頭で頭突きを続けた。




ボボさんも容赦無く高橋君に頭突きを返した。




ボボさんの額も切れたようだった。




二人の血が頭突きの度に飛び散った。




先に堪えられなくなくなったのかボボさんが高橋君をロープに振って綺麗なドロップキックを決めた。



高橋君は、起き上がると再び頭突きをボボさんに、三連発入れた。


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