覆面レスラー少女H
「ハスミちゃんガウンを脱ぐタイミングがずれたから、ゴングと同時に脱いでね。」
ア~!そう言えば名前を呼ばれると同時に華麗にガウンを脱いで、観客に身体を見せるように一回転しろと言われていたのだ。
緊張と山尾のあがり症に気を取られて忘れていた。
「ハスミ!!コラ!!尻の穴も○○○の穴も鼻の穴も締めて行け!!
お前は、プロレス界を背負うんだからな!!」
山尾の大声が聞こえた。
○○○の穴って私は、緩いのかよ!てめえ試したのかよ!
それに、鼻の穴締めたら息が出来ないじゃん!!
私は、思わず走って行ってエプロンサイドにいた山尾を蹴った。
観客から笑い声が聞こえた。
ミスター金は、玉田のボディチェックを終わると二人を向かい合わせた。
近くで見る玉田は、大きく筋肉も盛り上がっていた。
赤いショートタイツに赤いリングシューズが似合っていたしスキンヘッドもプロレスラーらしかった。
こんなに勝つなんて不自然だしやっぱり怖いよ~とびびってしまった。