覆面レスラー少女H

ゴングが鳴った。




私は、慌てガウンを脱ぐと観客に身体を見せようとしたが、慌て過ぎてビキニのブラに手が引っかかってしまい思わず胸が見えそうになった。




観客からは、驚きと冷やかしと興奮の声が聞こえて来た。




私は、ビキニをきちんと元に戻しているといきなり玉田のドロップキックが飛んできて吹っ飛ばされた。




上手く受け身を自然にとっていた為にダメージは、なかった。




私は、クルっと起き上がると玉田に向かって蹴りを入れた。



これは、高橋君やボボさんに習った蹴りだった。




玉田は、意外に効いたように顔をしかめたが、直ぐに私を持ち上げると肩に担いでリングを回った。



大丈夫無駄毛の処理は、きちんとしてる見られて恥ずかしくは、ないと言い聞かせた。




私は、玉田の顔面に軽くパンチを入れて肩から上手く降りた。




玉田は、今度は、私をロープに振ってラリアットを私の首に叩き込んで来たが、私は、また直ぐにクルっと起き上がった。




実際玉田が、加減してるのかも知れないがほとんどダメージが無かった。


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