†侵愛†~そっと貴方の毒牙にかけて~
震える声で問いかける。
「終わったよ。」
その言葉に涙が止まる。
「終わった……?」
「うん。あれから、1ヶ月と26日になるんだよ。こないだ会社の人たちと49日の法要を終わらせた。」
衝撃の答えに瞳を濡らすしかなかった。
「お墓参り…出来る?」
「もちろん。身体が癒えて退院出来しらいつでも行けるよ。」
優しく微笑んで髪を撫でる。次から次へと溢れて来る涙を止められるはずなかった。
「今日は、もうひとつ大事な話しがあるんだ。」