†侵愛†~そっと貴方の毒牙にかけて~
少女は、家のクリスマスツリーを思い出して微笑む。
「♪~♪♪~~」
もちろん、少女の家もクリスマスを祝う。 鼻歌を歌いながら少女は、ようやく自宅の門前に着いた。
「あれ、誰も居ないのかな?」
門前の灯りも玄関前の灯りも珍しく点いていなかった。
「お父さん、帰ってる。」
ガレージには、父親の愛車が止まっていた。少女は、楽しい気分のまま家の中に入る。
「お父さん、お母さん。驚かそうとしてるの?」