†侵愛†~そっと貴方の毒牙にかけて~
  

 何処なのか全く解らない。


「だっ、誰か!!」


 動かない身体を考えて叫ぶ事にした。薄暗い部屋で叫ぶ。


「滝沢さん!誰か居ませんか?」


 灯りの無い部屋で不安と恐怖が増していく。


「お願い、誰か返事して!!」


 叫び声は、全く効果がないようだった。

 何故こんな事になったのかを考えることにした。

 》 

「滝沢、戻ったぞ。」


「誰っ!!」


 現れた見知らぬ青年に驚き飛び起きてしまった。もちろん眩暈に襲われる。


「危ないだろうが。」


  
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