†侵愛†~そっと貴方の毒牙にかけて~
―・―・―・―・―・―・―
「お前は、俺の許可ナシに何も出来なくなった。」
「だから…?」
「頭が回らないのか?」
冷たい声が自分を凍らせる。
「っ…!!」
意味が解った。解りたくなかったが……。
「その部屋から出す気はない。」
「そんな、何故ですか?私は…後ろ盾がないんですよ!」
涙をこらえて訴えた。
「そのうち逢いにいく。」
通信は、ピッタリと止んだ。 また1人になった。
幽閉されてしまう、心まで。