†侵愛†~そっと貴方の毒牙にかけて~
第5話 氷の後見人
「お前に意見する権利も、拒否権もない。」
「そんなっ。」
「口うるさい女は、嫌いだ。」
冷たい瞳が自分を見る。
「いい加減にしっ…!!」
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1人きりになり自由にならない身体が辛かった。
ベッドサイドのテーブルに飾られた両親の写真を抱きしめたまま眠りに落ちた。
「寝たのか。」
部屋にやって来て髪を優しく撫でる。
「おい。点滴が切れてるぞ。」
「直ぐに代えます。」