†侵愛†~そっと貴方の毒牙にかけて~
  

 照れ笑いを向ける。


「なるほど。」


 理由に感づいて笑う。


「でも、翔からなんて久しぶりだったから驚いた。何か嬉しい事でもあったの?」


「“嬉しい”…あぁ、小鳥を手に入れた。」


 珍しく嬉しそうに笑う。


「“小鳥”…」


「あぁ、可愛い小鳥だ。それが哭(な)いてな…」


「そう、可愛がってあげないと懐かないわよ。」


 笑顔を向ける。


「解ってる。」


「で、ここにするの?」


 急に本題に戻る。


  
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