†侵愛†~そっと貴方の毒牙にかけて~
  

 ゆっくりとベッドサイドに座りゆっくりと立ち上がる。


「あっ、あぁ!」


「危ない!」


 結局フラ付いてリハビリの男に倒れかかってしまう。


「ごめんなさい。」


「いや、いいんだよ。まずは、寝ていた分失われた筋力を取り戻す事にしよう。
 今、マットをひくね。」


 紫乃は、言われるままにリハビリとマッサージを受けた。


「心配しないでこの部屋は、監視カメラついてる。」


 言われて顔を見合わせて大笑いをしてしまった。紫乃は、久しぶりの感覚に戸惑った。


  
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