†侵愛†~そっと貴方の毒牙にかけて~
  

「紫乃、悪いな。」


「えっ?」


「来いって言ったが1人で来れなかったな。」


 不意に戻って来て声をかけられ紫乃は、頷いた。


「目隠しをしていいか?」


 頷く紫乃に目隠しをすると抱き上げ部屋を出る。


「悪いな。部屋を知られると困る。」


 しばらく行くと柔らかいカーペットの上に下ろされた。


「目隠し外すぞ。」


 目隠しのヒモを外され目に入ったのは、豪華過ぎる昼食だった。


「滝沢が用意したんだ。」


「そうですか、ところで滝沢さんは?」


  
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