†侵愛†~そっと貴方の毒牙にかけて~
  

 優しく声をかけられ虚ろな瞳を向ける。


「Σっ、イくっ!」


 ビクンと青年の身体が震える。


「あっ、イヤッ!…いやぁぁぁっ!!」


 マヒしていた頭が急に冴えたのは、青年の予期せぬ行動の所為だった。
 青年の欲が中に溢れるとは思ってもなかった紫乃は、愕然とした。


「1回で終わりと思うなよ。」


 悪魔の囁きに絶望し意識を手放した。


「…気を失ったか…?」



 ゆっくりと抱き上げてベッドに寝かせる。


「コレからは、毎日組み敷いてやる。」


  
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