†侵愛†~そっと貴方の毒牙にかけて~
  

 問われてビクつく。


「全く困った子だね。」


「やめて!!」


「シー。彼が起きるから、静かに。」


「っ、」


 逃げ場が無いことを理解した。


「君を殺さなくて良かった。こんな、楽しみが待っていたんだから…。」


 男のセリフで正体を理解しまた、絶望に堕とされる。


「これだけ準備万端だったら大丈夫だね。」


 膝を立てさせ押し広げる。目隠しのなか男の取る行動と行為の行方を理解した。


―・―・―・―・―・―・―


「ねぇ、いいよね?」


  
< 96 / 98 >

この作品をシェア

pagetop