桜の木の下で~好きになってはいけない人~
二人とも、周りは気にしない。慣れたと言えば慣れたが、小さい時から、

"気にとめない"


そう
二人はしてきた。



「美鈴様、鞄お持ちします。」

「ありがとう。」

何故今?と思うかもしれない。彼女から鞄を預かったのは、クラスの人。恐らく美鈴が、クラス近くに来るまで待っていたのだろう。


それにしても、挨拶考えたくないわ。と言うような、表情をずっと見せている。
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