桜の木の下で~好きになってはいけない人~
箱を開けると、そこには綺麗に輝くペンダントがあった。

「とても綺麗…。」

「貴女ももうこれくらいの物を、身に付けてもいい年齢よ。」

「私は、まだ18歳ですよ。」

「あら、私も18歳にこの様な物を、プレゼントとして頂いたわ。付けてあげるわ。」


そのペンダントは、母の手によって美鈴の首もとへと、付けられた。

「木之本、どう?」

「とても素敵でございます。」

「ありがとう。」

そう美鈴がお礼を言うと、木之本は母を引き連れて、部屋を後にした。
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