桜の木の下で~好きになってはいけない人~
二人は驚きつつも、彰人の元へ歩みよった。
その間も彰人は、二人を視界に入れながらも、笑みを絶やすことはなかった。

「美鈴…誕生日おめでとう。」

「彰人お兄様、ありがとうございます。」

「もうプレゼントは、もらったかい?」

「ええ、頂きました。」


美鈴の言葉を聞いた彰人は、笑顔を見せながら、また話しかける。

「俺からもあげるよ。」
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