(続)それでも大好きなんです



「何で知ってるの?」



「拓哉から聞いた」



「え?拓哉?」



拓哉を探そうと家の中に入ろうとしたら、後ろから誰かに抱きしめられた。



でもわかる。

この匂い。



「拓哉?」



「おかえり、夏希」



「ただいま」



そう言ってキスをした。


「あのーお二人さん?」



「私たちがいるってこと忘れてないか?」



「あぁ、ごめん」



「ごめんじゃないわよ!」



「てか、赤ちゃんかわいい!」








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