(続)それでも大好きなんです
あー、もうめんどくさい。
「拓哉、朝から大変だな」
「あぁ」
話しかけてきたのは、三浦光太。
「お前、結婚してるんだろ?」
「あぁ」
「あいつ知ってんの?」
「言ってもダメ。別れろってさ」
「頭おかしいわ、それ」
「だろ?子どももいんのに」
「はぁ!?お前子どもいんの!?」
「いるよ、2人」
「2人って!?」
「あぁ、双子」
「双子かー」
「めっちゃ可愛いよ!」
「いーな。俺も彼女と結婚してー!」
「すればいいじゃん」
「なぁ、今日お前ん家行ってもいい?」