(続)それでも大好きなんです
「私、今日病院なの。一緒に行く?」
「うん」
私はお母さんと一緒に病院に行った。
「小日山夏希さーん」
私は診察室に入って行った。
「先生、お腹の子どうですか?」
「元気に育ってるよ!…あれ?」
「どうしたんですか?」
「双子だ…」
「えっ!?双子!?」
「はい」
「お母さん、双子だって!」
「…うん」
「拓哉にも言わなきゃっ!」
私は拓哉に電話をした。
「もしもし」
久しぶりに聞く拓哉の声。
「あのね…。今日病院に行ったんだ」
「どうだった!?」