(続)それでも大好きなんです



「あーあ、当たっちゃった」



美沙はカッターについた、血を見て笑っている。



ゆっくりと私に近づいてきてカッターを振り落とそうとした。



…やばい!


本当に殺される!



「おい!やめろ!」



拓哉がドアを破ってきた。



「お前、いい加減にしろ!」



そう言って美沙を突き飛ばした。



「夏希!大丈夫か!?」



「うん。ちょっと切れただけ…」



押さえているけど全く血が止まらない。



やばい…。


頭がフラフラする。










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