(続)それでも大好きなんです
「夏希!夏希!」
私はそこで意識が飛んだ。
目を覚ますと白い天井。
「夏希!?」
「彩子?」
「目覚ましたか?」
「優樹?」
「はー。心配かけさせないでよ」
「…莉子」
「ままー!」
「なつきー!」
「空、大地!みんな来てくれたの!?」
「拓哉から連絡を受けたときは、ビックリしたよー」
「そういえば、拓哉は?」
「警察に行った」
「どうして?」
「私たちが呼んだの!…多分あの子、誘拐と殺人未遂でつかまるね」