(続)それでも大好きなんです
「なぁ、夏希。一人で抱え込むなよ。俺ってそんなに頼りない?」
「ううん。違うよ。そうゆうことじゃなくて…」
「俺はもっと夏希に頼ってほしい」
「ごめん」
「謝らなくていいよ」
俺は夏希から離れて、優樹たちのほうを見た。
「お前ら、ありがとうな」
「気にすんなって!」
「困ったときはお互い様でしょ!」
「そうそう。私たちにとっては2人は大切な友達なんだから」
「ありがとうな…」
「拓哉、泣いてるー?」