(続)それでも大好きなんです
「あいつらって、夏希に似てバカだな」
「私、バカじゃないし!」
「うそだー」
「本当だって!」
「夏希ー!はい、レタス」
「ありがとう」
「ママー、トマト」
「ありがとう」
「ごほうびは?」
「んー、3つだけお菓子持ってきていいよ!」
「やったー!」
空と大地はお菓子のほうに走って行った。
すると、拓哉が私にくっついてきた。
「どうしたの?」
「俺のことも構ってよ」
「なに子どもみたいなこと言ってんの!?」
「別に夏希に構ってもらえるなら子どもでもいい」