(続)それでも大好きなんです
「夏希、髪長くなったな」
「短い方が好き?」
「いや、俺はどんな髪型でも、夏希なら何でもいい」
ほら、またそうゆうこと言う。
「はい、終わり」
「ありがとう。…てか、今日何日?」
「10日」
「2月10日!?」
「そうだけど、どうした?」
「いや、なんでもない。拓哉入ってきな」
「…おう」
拓哉がお風呂に入るのを確認してから彩子に電話をした。
「もしもし」
「彩子!!」
「なに!?」