(続)それでも大好きなんです
「はぁー、もう拓哉どうしたんだろう?」
私のこと嫌いになった?
どうして、さっきすぐに離したの?
嫌いになったりしてないよね?
…大丈夫だよね。
私たちなら、絶対に。
…でも、やっぱり聞かないと!
私は拓哉のいる寝室に行った。
「拓哉?もう寝た?」
呼びかけても返事が返ってこない。
私は横を向いて寝ている拓哉のところに行った。
「ねぇ、拓哉?」
私が近くで呼びかけると、反対側を向いてしまった。
やっぱり私のこと、もう嫌いなんだ。