★時の架け橋★ ー誠の背中に恋をした。
とある隊士の恋事情
~とある隊士の恋事情
もうすぐ夏に近づき、桜も散って仕舞う季節…
そんな春の終わりにこの男も遅れた春がやってきたようだ。
愛次郎「はぁ…」
その男の名前…佐々木愛次郎。
愛次郎「あぐりさん…」
一人の女の名前を言って溜め息をはぁともらす。
そんな愛次郎を遠くから見つめる美鈴…
昨日から様子がおかしい愛次郎の事が気になり、愛次郎の元へ来たのだ。
しばらくは遠くから見つめるだけであった美鈴だが、流石に心配事になり愛次郎に声を掛けた。
美鈴「愛次郎…?
大丈夫?昨日からボーッとしちゃって…」
愛次郎「あぁ…美鈴さん。えっと…ぃや…」
顔を少し赤くし、俯く愛次郎。
美鈴「ぅん…?なんかあったら話聞くよ?」
愛次郎「では少し聞いてもらえますか…?」