★時の架け橋★ ー誠の背中に恋をした。
それを聞いた新見はピタッと動きが停まる。



新見「確かに…美鈴って異常に幹部達に大事にされてるもんな…」



美鈴が居なくなったとなれば監察を使ってでも探し出すだろう…



新見が少し考えていたとき…



美鈴「あっ!!愛次郎!!」



美鈴が八木邸の入り口のほうに声をかける。




愛次郎「あぁ!!美鈴さんも八木邸に様があるんですか!!僕は今まで又三郎君とお喋りしていたんです!!」



又三郎…?あぁ…あのキザ野郎か…



美鈴「そうなんだー」


その時、新見が愛次郎の存在に気がつく。


新見「ぁ?誰かと思えば近藤のとこの隊士か」


愛次郎「にっ新見副長ではありませんか!」




急にテンパる愛次郎を見て閃いた。





新見「お前に伝言頼んだらいいじゃん」



美鈴・愛次郎「……ぇ?」


新見「じゃあお前!!新見副長と美鈴が逢い引きに島原に行ったって伝えといてくれ!!」


そう言って又もや美鈴の手首を掴んで走り出した。


………………島原!?
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