★時の架け橋★ ー誠の背中に恋をした。
美鈴「えっ…えっと…」
少し恥ずかしがりながらも美鈴は口を開いた。
総司は美鈴の言葉を聞き逃さないように必死
だ。
私は美鈴さんに暫く会えなくなるので寂しいです。
だけど、美鈴さんは違うでしょうね…
あぁ…つい思い立って言わなければ良かったです。
と後悔すらし初めている…
どんだけネガティブなんだよ総司…
美鈴「寂しいですよ?もちろんですっ!!
だから早く帰って来てくださいね?」
この時代で私の存在を証明してくれる人は壬生浪士組の人達しかいない…。
その人達に10日も会えないなんて寂しいに決まってるよ…
総司「本当ですかっ!?」
さっきまでの様子とうってかわって総司は目を真ん丸に開けて美鈴に問う。
美鈴の言葉を予測しておらず混乱しているのだ…。
美鈴「本当に決まってますっ!!分かりましたか?」
はっきりと言う美鈴…
はっきり言ってくれる美鈴さん………
とてもいとおし………いやっ!!嬉しいです!
総司「はいっ!!美鈴さんの為にも早く帰って来ますねっ!!永倉さんをほっていったとしても!!」
そりゃ違うだろ……
二人には恋仲ではないのに恋仲のような甘いオーラが撒き散らされている…。