★時の架け橋★ ー誠の背中に恋をした。
私はそれから………私の過去を全て話した。
お母さんの事も、亮っていう恋人がいた事と、その亮をお兄ちゃんが刺した事まで…
もう今、私が皆に隠し事をしているのは未来から来た。ということだけだ。
話をしっかり聞いてくれる皆に、また泣きそうになった。
まるで私を分かってくれる様に一緒に悲しんでくれる。
同情や非難の目も、私に関わりたくない様な素振りもしなかった。
嬉しくて嬉しくて最後には泣いてしまった。
そんな私を包み込んでくれる様な幹部の人達…
私の頭を撫でてくれた、温かい沖田さんのその腕。
本当に優しくて皆の傍にいたいと思った。
心から感謝出来る。
私の居場所をつくってくれてありがとう。
私を受け止めてくれてありがとう。