★時の架け橋★ ー誠の背中に恋をした。
左之「そうかぁ?だといいんだけどよっ!!」
ニカッと安心した左之の笑顔に吊られ、美鈴も笑顔でそうですよ?と言う。
…………………あれ?
ふとある事を思い美鈴は左之に問い掛ける。
美鈴「原田さんって今日は隊務無いんですか?」
今は丁度稽古もしてる途中だし、巡察の人達もさっき行ったばかりだ……
でも原田さんって、今日は非番じゃなかったはず…。
左之「あぁ……総司のやつが変わってほしいっつうから変わったんだ。
なにしろ3日後に発売する豆大福を買いたいんだとよ」
呆れながらもいとおしいそうに…
ではなく。
本当に呆れている。
本当は、今日は総司の非番、そしてその豆大福発売日が左之の非番なのだ。
それを、総司の我が儘で交換した訳だ。
美鈴「そうなんですかやっぱり優しいんですねっ」
休日の予定だってあったのに、原田さんは大人で凄く優しい。
左之「そんなんじゃねぇよ?代わりに豆大福は貰わねぇとなっ」
だけど、子供っぽい所は誰よりも子供っぽいんだよね…