★時の架け橋★ ー誠の背中に恋をした。
俺がせっかく好いた女子に優しい声をだしたっつうのに…




何だこのムカつく反応は…





ポカーンなんて音がつきそうな程に呆れた顔をして口を半開きにしている。





美鈴「へ?土方さんどうしたんです?」





なんて惚けた声をだしている美鈴…





ったく……んな顔するんだったら襲うぞ…





土方「うっせぇなぁ……俺だって稀にはこんな時もあるんだよ」





襲うなんてする訳もなく、はぁ…と溜め息をついて美鈴をチロリと見る…。





へぇ…と納得したみたいで相槌をうつ俺の好いた女………





苦しい過去を背負い本物の笑顔を見せない女を愛してしまった男は数知れず…





その一人が俺だ。




美鈴の過去を知り俺は………この想いは本物だと感じた…。




二度目の本気の恋………





悪くねぇじゃねぇか。




壬生浪士組屯所の一室で俺は…




美鈴を知るたびに募る想いをもう一度……




確かめた。
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